ジェリーフィッシュ湖の中のリブアボード・ダイビング
ジェリーフィッシュレイクへの寄港について
ジェリーフィッシュレイク(パラオ語ではOngeim'l Tketailと呼ばれる)へのライブボードでは、何百万匹ものゴールデン・ジェリーフィッシュ(Mastigias sp.)と一緒に泳いだり、シュノーケリングしたりすることができる。ミクロネシアにあるこの湖は氷河期に形成され、南のラグーンにあるロックアイランドにあるエイル・マルク島(別名メチャコール島)で海から切り離された。この湖は、この地域に70ある孤立した湖のひとつである。湖の深さは2メートルから6メートルで、水深15メートルから20メートルになると硫化水素の層があるので、その深さまで潜るのは避けたほうがいい。流れや波がないため、ジェリーフィッシュレイクでの体験は簡単で穏やかである。
何が見られるか
クラゲといえば、まず刺されることを思い浮かべるだろうが、それこそがこのサイトをユニークなものにしている。湖が孤立しているため、クラゲにとって捕食者の心配がなく、それがクラゲの数が多い理由でもあるのだが、これはクラゲにとって脅威がまったくないため、針を刺すことがなくなったということでもある。太陽が餌となる藻類を引き寄せるため、クラゲは太陽の後をついて穏やかな日々を過ごす。ほとんどのジェリーフィッシュ・レイクのライブボートは、北西の角にあるドックに到着する。
ここはまさにシュノーケリングとスイミングの場所であり、SCUBAは自然の生態系を乱すので禁止されている。というのも、SCUBAダイバーの泡がクラゲの頭の下に引っかかり、クラゲを水面まで押し上げてしまう可能性があるからだ。そして泡がクラゲの膜を突き破って怪我をさせてしまう。湖で泳ぐ以外にも、この島は美しく、平和で、人里離れた場所で、泳いだり、ハイキングをしたり、ジェリーフィッシュレイク・クルーズ中に人ごみから離れて楽しむことができる。
ジェリーフィッシュ湖への行き方
このサイト、またはこのエリアを訪れるミクロネシアのライブボードに行くには、パラオ最大の都市であるコロールに行く必要がある。空港はコロールと橋でつながっているバベルダオブ島にある。空港の名前はローマン・トメトゥクル国際空港という。フィリピン、台湾、韓国、日本、グアムだ。ほとんどのダイビングショップはコロールにあり、ライブボートはコロールのマラカル港から出発する。コロールから28km(18mi)、ボートで30分~40分の距離にあるエイルマック島へ行き、400m(1/4mi)ほど急な坂道を登ると湖に到着する。