ジャーマン運河の中のリブアボード・ダイビング
ジャーマンチャネルでのダイビングに期待すること
ジャーマンチャネルへのダイブクルーズでは、マンタと間近に接するチャンスがある。ジャーマンチャネルは自然にできたと言われることがあるが、そうではない。この水路は、1900年代初頭にドイツ人がミクロネシアでグアノ(リン鉱石)を採掘していたときに、ラグーンから海へグアノを運ぶために作ったものである。パラオのロック諸島、ングメリス島の東に位置し、コロールから37km(23マイル)、ボートで約40~50分かかる。水路自体は流れが非常に強く、その上をたくさんの船が通るので、ダイバーはそこに行くことができないが、ダイビングポイントは水路の南西の口にある。平均的な透明度は非常に良いが、潮の満ち引きに完全に左右される。引き潮のときは、透明な水がたくさん入ってくるので、透明度は一番よく、20mから40m、引き潮のときは、プランクトンや藻がたくさん入ってくるので、透明度は10mから20mになる。ジャーマンチャネルでの船上ダイビングは、すべてのレベルのダイバーに適しており、全体的なエリアは5m(15ft)から40m(120ft)まで傾斜している。
見どころ
ジャーマンチャネルで最も人気のあるアトラクションはマンタである。翼を広げると3mにもなるマンタを間近で見ることができる、世界でも有数のダイビングスポットである。マンタはとてもシャイな生き物だが、ここではダイバーのすぐ近くまで寄ってくる。マンタはフィーディングステーションにやってきてプランクトンを食べる。マンタは口を開け、エラを開いて座り、クリーナーラスやチョウチョウウオにすべてを掃除させる。有名なマンタ以外にも、ブラックチップリーフシャークやオグロメジロザメの群れ、バラクーダ、ギンガメアジ、フエダイ、その他たくさんの熱帯魚など、このダイブサイトにはたくさんの水中生物がいる。
ジャーマンチャネルへの行き方
このダイブサイト、またはこのエリアを訪れるミクロネシアのライブボードに行くには、パラオ最大の都市であるコロールに行く必要がある。空港はバベルダオブ島にあり、コロールとは橋でつながっている。空港の名前はローマン・トメトゥクル国際空港という。フィリピン、台湾、韓国、日本、グアムである。一旦パラオに入国すると、すべてのことはコロールを起点に行われ、ジャーマンチャネルのライブボートはコロールのマリカル港から出発する。ベストシーズンは12月から6月と言われているが、ダイビングはいつでも可能だ。